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MANILA, 2013年5月8日 - (ACN Newswire) - フィリピン共和国(以下:フィリピン)はこのほど、日本格付研究所(以下:JCR)による信用格付けが従来のBBB-からBBBの「ステーブル(安定的)」へ引き上げられたとの発表を受けました。これによりフィリピンの投資適格の引き上げは、フィッチとスタンダード・アンド・プアーズの最近のフィリピン投資適格引き上げに追随した動きとなります。
今回の発表についてJCRは、信用格付け引き上げの背景に、主にフィリピンの改善された政治的安定、政府の慎重な財政管理による財政状況の向上、OFW(海外就労者)の送金によって支えられた堅実な内需拡大による強い経済成長、そして最近の外貨準備高の積立てによって強化された回復力などの要因があるとの見解を示しました。JCRはさらに、フィリピンの安定した見通しは、強い内需に支えられ、フィリピン経済が「今後数年にわたって」およそ6%の年間経済成長率を維持できるとの見通しを述べました。また、JCRは、アキノ政権が2013年以降、増税および収税の強化によりGDPに対する財政赤字の比率を2.0%に留めると公約したことから、フィリピン政府の財政状況は「継続的に向上する」と確信していると述べました。
今回のJCRの発表に対し、シーザー・プリシマ財務長官は「フィリピンが成長の勢いを長期的に維持すると明言して頂いたことに歓迎と感謝の意を表す」と述べました。プリシマ財務長官は、昨今様々な機関によりフィリピンが格付け引き上げを受けていることを評価し「組織化され継続した、優れた自治改革(tuwid na daan)により、国際社会及び国内におけるフィリピンへの自信はますます高まっている」と語り、さらに「外国人及び国内投資家の皆様は、今後も引き続きフィリピンの高い透明性、インフラ整備と社会的投資への絶え間ない取り組みに信頼を寄せて頂きたい」と述べました。
アマンド・M・テタンコJr フィリピン中央銀行総裁もまた、JCRの信用格付けの引き上げに対して、歓迎と感謝の意を表明しました。総裁は、フィリピン中央銀行はさらなる資本流入と関連したリスクを今後も注視する意向を示すとともに今回の格付け引き上げによって「より多くの日本人及び外国人投資家の皆様がフィリピンへの長期的投資を行い、継続することに期待している」と述べました。
フィリピン中央銀行のインベスター・リレーションズ・オフィス(IRO) エクゼクティブディレクター、クラロ・フェルナンデスは、アジアの有力格付け機関であるJCRより高い信頼を得たことで、「アジアならびに世界において、フィリピンが非常に見通しの明るい国であることに疑いの余地ない」と指摘し、さらに「政府によって行われている、優れた自治改革の組織的及び構造的本質が意味することは、JCRがフィリピンに対して確かな自信を抱いているということだ」と述べました。
今回の信用格付け引き上げの決定以前、2012年5月にフィリピンの格付けをBBB-の「ポジティブ(強含み)」と定めたのがJCRの最後の発表でした。
本件に関するお問い合わせ先: クラロ・フェルナンデス エクゼクティブ・ディレクター インベスター・リレーションズ・オフィス Tel: +632-708-7487/336 7117 Email: FernandezCP@bsp.gov.ph
Topic: Rating Report
Source: Philippine Investor Relations Office
Sectors: Daily Finance
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