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日本国民の日本政府への信頼も著しく回復 ~エデルマンの世界各国信頼度調査「2014トラストバロメーター」調査結果~ |
東京, 2014年2月5日 - (ACN Newswire) - 世界最大のPRコンサルティング会社エデルマンの日本法人エデルマン・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役:ロス・ローブリー) は本日、世界27カ国で33,000人を対象に実施した第14回信頼度調査「2014エデルマン・トラストバロメーター」(2014 Edelman Trust Barometer)の日本の調査結果を発表致しました。(※調査結果の詳細は本日グロービス経営大学院にて発表します。イベントはGlobis TV http://globis.tv/live/edelman2014/ にてオンライン中継をご覧いただけます。イベント詳細は http://www.edelman.jp/sites/jp/pages/pressreleases.aspx をご覧ください。)
| 世界で信頼されている日本企業―中国、韓国を含む、世界26カ国中24カ国で信頼度が大きく上昇 |
本調査結果によると、韓国、中国を含む世界26カ国中24カ国において、日本企業への信頼が大きく上昇していることが明らかになりました。一方で日本人の日本企業に対する信頼度も80%(2013年度より9ポイント増)と2011年度以来の高い数値を記録しており、自国企業への信頼度が復活している傾向が表れています。
また、日本人の組織全体に対する信頼度を見てみると、わずかに2013年度よりも上昇しています。日本の知識層[1]の各組織に対する信頼度は、政府45%(2013年度より13%ポイント増)、企業53%(2013年度より1ポイント増)、メディア40%(2013年度より3ポイント減)、NGO37%(2013年度より変動なし)となっており、日本政府への信頼度の回復が顕著となっています。
エデルマン・ジャパンの代表取締役社長、ロス・ローブリーは、次のように述べています。「世界各国において日本企業の信頼度が上昇していることは、海外展開を加速している日本企業にとっても追い風となりそうです。また、政府に対する日本人の信頼度においては、東日本大震災後の急落から震災前の水準までは回復していませんが、2014年度の調査では大幅な上昇が見られました。2011年の震災以後、日本国民の政府に対する根強い不信感が続いていましたが、アベノミクスなどの政策を含む安倍政権への期待値が、政府への信頼度の上昇となって表れた結果だと考えます」
<世界各国での「MADE IN JAPAN」の躍進>
世界における日本企業への信頼度は、2011年度69%(調査対象国23カ国)、2013年度68%(調査対象国26カ国)と過去3年間安定しておりましたが、2014年度の調査結果においても74%(調査対象国27カ国)と高い信頼を得ています。26カ国中24カ国において信頼度が上昇しており、これは日本企業の更なる海外展開のチャンス拡大を示しています。近隣諸国においても、中国では昨年度の57%から9ポイント上げて2014年度は66%、韓国では昨年度の37%から4ポイント上げて2014年度は41%、と日本企業に対する信頼度は上昇を見せています。
「高い信頼度を得ることに成功している日本企業が各国においてさらなる成長機会を得るためには、コミュニケーション活動のローカライゼーションが必要です。日本企業の持つ、魅力的なストーリーを現地での共感や信頼強化に活用することが期待されます。また、今回の調査結果から、グローバルでは日本よりもCEOがメディアに積極的に登場することが求められていることもデータで裏付けられました。ローカライズされたメッセージをCEOから直接ステークホルダーに最適なかたちで伝えていければ、さらに各地域でその企業が受け入れられてくる可能性が高まります。」と、ローブリーは述べています。
<日本人の「国産主義」の復活>
2014年度の日本人の日本企業に対する信頼度は80%でした。昨年度の信頼度は71%と、2011年度の81%から2年間で10ポイント低下しておりましたが、2014年度は2011年度に近い数値まで復活を見せました。また、海外においても日本人の信頼度を上昇させている国の企業があります。イギリスやドイツなどを含む数カ国の欧州の企業は日本人からの信頼度を上昇させています。日本人からの信頼度を上昇させることに成功している外資系企業にとっても、アベノミクスの波に乗り日本市場での大きな成長のチャンスがあると言えます。
一方で、中国と韓国の企業の信頼度は低下しており、中国は昨年度の3%から1ポイント下がり2014年度は2%、韓国では昨年度の16%から7ポイント下がり2014年度は9%、と日本人からの信頼度に低下を見せています。また米国企業に対する日本人の信頼度も、昨年度の61%から4ポイント下がり2014年度は57%となっています。政治問題の影響は否めない環境下にあるにもかかわらず、日本企業に対する中国、韓国の信頼度は上昇を見せました。
政治や外交での問題が企業への信頼に影響を与えていることが容易に見受けられますが、企業はその影響を乗り越えるために、信頼の強化をもたらす要素を的確に分析し、積極的に事業の展開先へのコミットメントを示し、信頼を築いていくことが求められます。
<日本政府への信頼の回復>
2014年度の調査結果では日本人の日本政府への信頼は45%と、昨年度の32%と比べ13ポイントの大幅な上昇を見せています。一方で、2014年度の各国の結果を見ると、調査対象の27カ国中17カ国で政府に対する信頼が昨年度よりも低下しています。世界の中でも日本人の自国政府に対する信頼度の上昇幅は顕著で、アベノミクスなどの政策を含む、安倍政権への期待値の大きさを反映していることが考えられます。
<政府よりも企業に求められるリーダーシップ>
企業への信頼度は53%と政府への信頼度を依然大きく上回っています。世界27カ国の平均で見ても、企業への信頼度が58%なのに対し、政府への信頼度は44%と大きく差がついています。また、企業のリーダーに対する信頼は政府のリーダーへの信頼より高い傾向も見られます。これから海外展開を加速していく日本企業は、進出する海外市場において、業界内の問題解決に率先して取り組むなどのリーダーシップを示せるか否かも、海外進出の成功を左右する要因となりそうです。
[1] 知識層: 25歳から64歳の大卒以上で、世帯収入が各国の同世代と比較して上位25%以内、メディアに日常的に触れて、ビジネスに関するニュースや公共政策に関心を持っている人
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。 http://www.acnnewswire.com/clientreports/598/0205.pdf
エデルマン・トラストバロメーターについて
「2014 エデルマン・トラストバロメーター」は、今年で14年目となるグローバルな信頼度調査です。本調査は調査会社Edelman Berlandが、2013年10月16日から11月29日にかけて、27カ国で25歳から64歳の27,000人の一般回答者と6,000人の知識層を対象に、一人当たり20分のオンラインインタビューを実施したものです。知識層とは、学歴が大卒以上で世帯収入が各国の同世代と比較して上位25%以内、少なくとも週に数回はビジネスや公共政策に関するニュースを見たり読んだりしているか、もしくはそうした情報に関心を持っている人を対象としています。詳細については、 http://www.edelman.com/insights/intellectual-property/trust-2014/ をご覧ください。
エデルマンについて
エデルマンは世界最大のPR会社で、世界67拠点に約4,800名の社員を擁し、30都市以上に関連会社を持っています。米国の広告業界専門誌Advertising Ageで2009年に「top-ranked PR firm of the decade」に選ばれたほか、2010年と2011年に「A-List Agencies」を受賞。Adweekの「2011 PR Agency of the Year」、PRWeekの「2011 Large PR Agency of the Year」に加え、PR業界情報会社Holmes Reportの「2013 Global Agency of the Year」、「2012 Digital Agency of the Year 」の各賞を受賞。Advertising Ageの「Best Places to Work」に2010年と2012年に選ばれたほか、米国の求人サイトGlassdoorの「Best Places to Work」のトップ10にも2011年と2012年に選ばれています。傘下には専門子会社としてEdelman Berland(調査)、Blue(広告)、A&R Edelman(テクノロジー)、BioScience Communications(医療分野におけるコミュニケーション)とEdelman Significa(ブラジル)、Pegasus(中国)があります。詳細は、 http://www.edelman.com をご覧ください。
エデルマン・ジャパンについて
世界最大の独立系PR会社の日本支社として2005年に設立したエデルマン・ジャパンは、起業家精神と顧客第一主義という創業者ダン・エデルマンの経営理念を継承し、メディアリレーションズから最新の戦略的PR手法におよぶ幅広いサービスを提供しています。世界67拠点という世界最大級のネットワークを活かし、日本国内におけるPRサービスのみならず、日本企業の海外におけるPR活動支援も展開しています。エデルマン・ジャパンは、2013年にHolmes Reportの「Asia-Pacific SABRE Awards」にて3つのゴールド賞を受賞し、campaign Asia-Pacificの「Japan/Korea PR Agency of the Year」にてブロンズ賞を受賞しました。詳細はhttp://www.edelman.jp をご覧ください。
お問い合わせ先: エデルマン・ジャパン株式会社 大野 Tel: 03-6858-7711 Email: TrustBarometerJapan@edelman.com
Topic: Research / Industry Report
Source: Edelman Japan
Sectors: Daily News
https://www.acnnewswire.com
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