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2024年11月14日 11時00分 JST
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Source: Newton Biocapital
ニュートン バイオキャピタル、⽇本の創薬スタートアップのテンセグリティファーマに対し、第 2 号ファンドより、⽇本初の投資を発表
この投資により、テンセグリティファーマは、アステラス製薬から開発中止アセットの譲渡を受けて開発を開始

東京, 2024年11月14日 - (JCN Newswire) - ⽇本および欧州の創薬スタートアップ企業への投資と育成を⽬的としたベンチャーキャピタルのニュートン バイオキャピタル(本社:ベルギー、ブリュッセル、CEO:アラン・パルトゥーンス、⽇本代表:鈴⽊貞史、以下、NBC)は、本⽇、2021 年に設⽴したファンド「Newton Biocapital Partners II(NBC II)」より、⽇本の創薬スタートアップであるテンセグリティファーマ株式会社(本社:東京都中央区、創業者:代表取締役 CEO:中原崇⼈)に対し、⽇本における最初の投資を⾏うことを発表しました。

NBC II は、テンセグリティファーマの開発品⽬である悪液質(Cachexia)の適応症の将来性に注⽬し、シードラウンド(創業後まもない企業が⾏う資⾦調達)5 億円の投資を決定しました。今後の資⾦調達についても継続的に⽀援を⾏う予定です。

この投資により、テンセグリティファーマは、アステラス製薬から開発中止アセットの譲渡を受け、悪液質(Cachexia)を適応症としてアセットの開発を開始します。また、NBC は、テンセグリティファーマに対し、取締役 2 名を派遣し、臨床開発のハンズオン(経営に深く関与)の⽀援を⾏います。

悪液質 (Cachexia)について

⼼疾患や感染症などの慢性疾患に伴う痩せは古くから知られていますが、悪液質の病態は未だに明らかでなく標準治療は存在しません。近年の科学の進歩により、⾻格筋、脂肪組織、消化器・中枢神経・免疫系における様々な分⼦機構が、悪液質の発症に関与することが⽰され、がん悪液質は「通常の栄養サポートでは完全に回復することができず、進⾏性の機能障害に⾄る、 ⾻格筋量の持続的な減少(脂肪量減少の有無を問わない)を特徴とする多因⼦性の症候群」と定義されています。特に、がん悪液質は、腫瘍から放出される液性因⼦や腫瘍により惹起された免疫反応と代謝変化も、その病態に関わることが⽰唆されています。(出典︓がん悪液質ハンドブック 内藤⽴暁⽒ 抜粋)。

NBC の最⾼薬事開発責任者の和⽥道彦医師は、「TSP-101は、腫瘍から放出される液性因⼦や腫瘍に関連した免疫反応・炎症性サイトカイン、代謝に関連するシグナルを制御することで、がん悪液質の進⾏を抑制し、腫瘍増殖・免疫反応とのシナジーも期待できる薬剤で、First in Class(画期的医薬品。そのカテゴリーの医薬品の中で、最初に認可される新薬)として期待される」と述べています。

テンセグリティファーマ株式会社の創業者 代表取締役 CEO である中原 崇⼈は、「テンセグリティファーマが開発を進める TSP-101 は、悪液質の発症割合が⾼い、さまざまながんで過剰発現する特定因⼦のシグナルを遮断し、がん由来の炎症反応を抑えることによる抗悪液質作⽤と、がん微⼩環境の改善による抗がん作⽤が期待されています。TSP-101 は、アステラス製薬株式会社で開発中止されていたプロジェクトを継承したプログラムであり、私たちはTSP-101を速やかに臨床フェーズ 1 へ投⼊し、概念実証(POC)の迅速な取得を⽬指しています。」と述べています。

ニュートン バイオキャピタル(NBC)について

ニュートン バイオキャピタルは、新薬開発を⼿掛けるスタートアップを対象とするベンチャーキャピタル投資ファンドです。NBC は国⽴研究開発法⼈ ⽇本医療研究開発機構 (AMED)が公募した「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」に認定され、認定ベンチャーキャピタルのうち唯⼀、⽇欧両地域にまたがる投資活動を⾏なっています。NBC が有する医薬品開発の知識と経験に基づき、適応症の最適選択など、投資先の創薬スタートアップ企業の臨床開発戦略の策定と実⾏に積極的に関与しています。投資先企業の臨床開発計画において、患者様に対して薬剤が投与され効果が証明される段階までガイドすることによって、新規投資をさらに呼び込み、買収候補企業に対して積極的にアプローチすることが可能となります。NBC は、技術⾰新の扉を開き、創薬ベンチャー企業の活性化と地域社会、さらには国際社会にインパクトを与えることを⽬指して、投資先企業と共に成⻑してまいります。詳細はウェブサイト(https://newtonbiocapital.com/ja/)をご覧ください。

テンセグリティファーマ株式会社について

テンセグリティファーマは、世界中の新薬の種のボトルネックを解消することを理念として掲げる少数精鋭のスタートアップ企業である。戦略上開発中止となった治療薬候補を独自の創薬視点で評価・回収し、グローバルでの探索的臨床開発試験の実行を通じて臨床POCを取得し、価値最大化が可能となる様々な規模のファーマに対する導出・M&Aを目指しています。当社は、製薬業界とスタートアップの両方で幅広い創薬経験を持つ少数精鋭のメンバーで構成されており、ファーマが創出した有望な候補物質をもとに、臨床開発を推進します。これにより、社会に必要となる革新性の高い新薬の種を発掘・提供し、日本における創薬エコシステムのさらなる活性化に寄与します。また、日本発のグローバルな創薬人材の育成にも力を注いでいます。

代表者:代表取締役 中原 崇人
所在地:〒103-0022 東京都 中央区 日本橋室町1丁目 11番12号 日本橋水野ビル 7階
設立:2023年3月7日
URL: https://jp.tensegritypharma.com

報道関係者からの問い合わせ先
バーソン・ジャパン(ニュートン バイオキャピタル広報代理) 岸
電話: 080-9898-5831
eメール: toshihiro.kishi@bcw-global.com



Topic: Press release summary
Source: Newton Biocapital

Sectors: Daily Finance, Chemicals, Spec.Chem, Daily News, BioTech, Healthcare & Pharm, HR, PE, VC & Alternatives, Startups
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