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2016年5月26日 12時40分 JST
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Source: Honda Motor Co, Ltd
ホンダ、技術テーマで「第66回自動車技術会賞」を受賞

東京, 2016年5月26日 - (JCN Newswire) - Hondaの技術者が、「第66回自動車技術会賞」の「技術貢献賞」「浅原賞学術奨励賞」「論文賞」の各賞において計4件を受賞しましたのでお知らせします。

自動車技術会賞は、公益社団法人自動車技術会により、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的に創設され、現在、「学術貢献賞」、「技術貢献賞」、「浅原賞学術奨励賞」、「浅原賞技術功労賞」、「論文賞」、「技術開発賞」の各賞において表彰されるものです。

今回受賞した技術、技術者および受賞理由※1は次の通りです。

なお、授賞式は、本日13時45分よりパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて行われます。

※1 公益社団法人自動車技術会発行「第66回自動車技術会賞 受賞者発表用パンフレット」より引用

●技術貢献賞
- 受賞テーマ: 「自動車の安全性能向上に関わる技術の進歩発展への貢献」
- 受賞者: 上地 幸一(かみじ こういち)株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
- 受賞理由: 受賞者は、日本初の前突用エアバッグの実用化とその進化に携わり、実事故実態から小型車の安全性能向上の為の車体構造研究、更に人体傷害メカニズム研究なども含めて、車両安全にかかわる基礎研究から応用技術開発まで幅広く関与してきた。特にエアバッグは、信頼性工学を本格導入し、基本システムを構築すると共に、性能面においてもいち早く保護性能と低攻撃性の両立課題に着目、可変出力エアバッグ、乗員位置・重量検知による点火制御技術を構築の上、スマートエアバッグや乗員検知システムとしてエアバッグシステムの進化を先導してきた。一方、車体構造については、市場で発生しうる実際の事故において小型車の安全性向上と大型車の相手車両への攻撃性低減が可能とした技術の商品化を先導し、乗用車の衝突安全性向上に多大な貢献をした。

●浅原賞学術奨励賞
- 受賞テーマ: 「Vibration Reduction in Motors for the SPORT HYBRID SH-AWD」
- 受賞者: 矢﨑 学(やざき まなぶ)株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
- 受賞理由: 近年、自動車には環境性能の優位性に加えて、動力性能、静粛性への要求が高まっており、駆動用モーターに対しては振動、騒音低減が求められている。受賞者は、一般的に小型化には有利だが振動や騒音には不利といわれてきた、究極集中巻形式ステーターの磁気回路形状に着目することで、振動や騒音の原因となるトルク変動の低減を実現した。本研究ではモーター回転に伴うエアギャップ変化量を回転角度に対して2次関数的に連続変化させることでトルク変動とステーター変形の加振力を低減させ、トルクの低下を抑えながらトルク変動を低減できることを実証した。モーター回転に伴うエアギャップ変化量と回転角度の関係性を利用した振動対策を確立した事は、電動車の商品性向上に大きく貢献するものであり、今後の活躍が期待される。

●浅原賞学術奨励賞
- 受賞テーマ: 「二輪車のブレーキ鳴き解析におけるディスク残留応力に関する研究」
- 受賞者: 中川 喜洋(なかがわ よしひろ)株式会社本田技術研究所 二輪R&Dセンター
- 受賞理由: ブレーキ鳴き解析モデル用の二輪車用ブレーキディスクにおいては、一般的な材料物性、モデル形状の調整では精度の高い振動特性の再現ができなかった。受賞者は、ディスク表面は高温、内部が低温となる温度分布を計算モデルに擬似的に与え、ディスクの残留応力分布を熱応力分布に置き換えた後、固有値解析を実施する手法を考案した。その結果、ディスクの振動特性の変化を精度良く再現することが可能となり、その変化の原因がディスク製造工程での熱処理により発生した残留応力であることを明らかにした。本手法は、ブレーキ鳴きだけでなく、近年車体の軽量化に伴う部材の薄肉化が顕著となっている自動車部品の外板鳴り等にも応用可能である。今後の振動騒音領域での更なる活躍が期待される。

●論文賞
- 受賞テーマ: 「ノイズ低減に空間平均を用いたFFT法による過渡状態の燃料電池Nyquist plot」
- 受賞者:
江上 雅裕(えがみ まさひろ)株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
渡邉 真也(わたなべ しんや)同上 同上
- 受賞理由: ナイキスト線図は交流インピーダンス(交流電気抵抗のようなもの)を周波数毎に表示したもので、燃料電池においては発電生成水の過不足、化学反応抵抗、燃料過不足などが推定できる。ただし、従来法は計測に5分以上要するため、定常状態でしか計測できなかった。一方、高速フーリエ変換法は白色信号の重畳により、0.4Hzから0.4Hz刻みに10kHzまでの多数の周波数の算出も3秒程度で可能である。しかし、計測ノイズ等で算出精度が低下するため、実環境での利用は少なかった。本研究は空間平均が時間平均と等しいというエルゴード性をノイズ処理に適用し、空間平均の利用により算出精度向上を実現した。これにより過渡状態のナイキスト線図が初めて得られた。本技術を利用した詳細解析や他分野への展開も期待でき、高く評価される。

概要:本田技研工業株式会社

詳細は www.honda.co.jp をご覧ください。

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