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アフリカ・アンゴラと南米・ブラジルを接続 |
東京, 2018年10月1日 - (JCN Newswire) - NECは、アンゴラケーブルズ社(Angola Cables, SA、注1)と締結したアンゴラとブラジルを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「SACS(South Atlantic Cable System、サックス)」の建設工事を完了し、アンゴラケーブルズ社に引き渡しました。
SACSは、アフリカ大陸(アンゴラ・サンガノ、注 2)と南米大陸(ブラジル・フォルタレザ)を結ぶ南大西洋を横断する世界初(注3)の光海底ケーブルシステムであり、NECにとっても大西洋で初めて手掛けたプロジェクトです。光海底ケーブルの総延長距離は約6,200kmであり、毎秒100ギガビット(100Gbps)の最新の光波長多重伝送方式を採用し、最大設計伝送容量は毎秒40テラビット(40Tbps、注4)です。
アンゴラを含むアフリカの主要国では経済成長に伴う国際通信需要が近年増加しており、特に経済大国のブラジルや、ブラジルを経由した米国との通信を可能にする国際通信ケーブルの整備が求められていました。SACSはこうしたニーズに応えるもので、陸揚げ地のブラジル・フォルタレザで米国に繋がる海底ケーブルと接続することで、アンゴラからブラジルを経て米国に至る新たな広域通信ネットワークを実現します。また、石油関連産業への依存が高いアンゴラの通信ハブとしての地位向上、産業多様化に貢献します。
なお、SACSの建設には、国際協力銀行(JBIC)のバイヤーズ・クレジット(輸出金融)が活用されました。本融資は、三井住友銀行(SMBC)との協調融資によるもので、SMBC融資部分には日本貿易保険(NEXI)による保険が活用されました。JBICは、本プロジェクトに必要なシステム一式の購入資金の一部をアンゴラ国営のアンゴラ開発銀行を通じて融資しました。
NECは、過去40年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーです。地球6周分のべ25万kmを超える敷設実績があり、特に日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有しています。また、陸上に設置する光伝送端局装置、光海底中継器、光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、機器の据付とケーブルの敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供しています。なお、日本で唯一、深海8,000メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能なNECの子会社である株式会社OCC(注5)が、本ケーブルの製造を担当しました。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。 https://jpn.nec.com/press/201810/20181001_02.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
トピック: Press release summary
Source: NEC Corporation
セクター: Cloud & Enterprise
https://www.acnnewswire.com
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