シンガポール, 2024年1月15日 - (JCN Newswire) - インシュアテックのイグルーはこのたび、プレシリーズCラウンドで3,600万ドルの資金調達を完了したことを発表しました。この資金調達は、保険会社BNP Paribas Cardifが支援するインシュアテック・ファンドを通じて、世界的な投資会社Eurazeoが主導しました。イグルーのシリーズBおよびシリーズB+の資金調達に参加したことのあるOpenspaceとLa Maisonも参加し、イグルーの強力な事業基盤に対する信頼を再確認しました。Eurazeoは、保険業界を破壊する革新的な技術やビジネスアイデアに焦点を当てたインシュアテック・ファンドを通じて投資し、一方、今回のラウンドにおけるOpenspaceの投資は、東南アジアの変革的なテクノロジー企業のシリーズCおよびDラウンドに焦点を当てたOSV+という中期ファンドを通じて行われました。

Eurazeoのベンチャー担当マネージング・パートナーのMatthieu Baretは、次のように述べています。「私たちは保険会社のBNP Paribas Cardifとともにイグルーに投資できることを嬉しく思っています。中国、インドネシア、インド、シンガポールでの投資を通じて、アジアにおける主要なプレーヤーになるという野心を持って、その足跡を広げています。」

Eurazeoのマネージング・ディレクターであるAlbert Shyyは、次のように述べています。「私たちは以前からイグルーをフォローしており、同社のチャネルや商品を超えた多様な保険プラットフォームへの進化に感銘を受けています。東南アジアの保険市場はまだ十分に浸透しておらず、私たちはイグルーが消費者にとって保険をより身近で理解しやすいものにすることで、この課題を解決する強力な立場にあると確信しています。」

今回の資金調達は、BlueOrchardが運営するInsuResilience Investment Fund IIが主導したイグルーのシリーズB+の資金調達からわずか10ヶ月で実施されました。総額で同社は1億ドルを調達したことになります。注目すべきは、イグルーのプレシリーズCラウンドが、2024年の収益化に近づく中、2022年のシリーズB+ラウンドから50％上昇した評価額でクローズしたことです。イグルーは、2022年の総収入保険料（GWP）を低バーンレートで倍増させる予定であり、その強固なエンジニアリング・コアとデータに焦点を当て、2024年の収益性への道を進んでいます。

Openspace VenturesのパートナーであるJessica Huang Pouleurは、次のように述べています。「私たちは以前に支援した中期の企業への投資の機会が生まれるときに常に興奮しています。そして、イグルーの最近の成長と収益性に向けた進展は、東南アジアの保険市場を獲得し拡大するこの事業の能力に対する私たちの信頼をさらに高めるものです。私たちのチームはここまでイグルーと積極的に協力してきましたが、こうした既存の関係によって、イグルーが事業を統合し、買収し、能力を強化していく中で、私たちはシームレスに事業的・商業的価値を付加し続けることができます。」

アジアの保険市場は、特にインドネシア、ベトナム、フィリピンなどの新興国において、未開拓の可能性に満ちています。保険の普及が進んでいるにもかかわらず、多くの人々が適切に保険に加入していない現状があります。この広範で未開発のデモグラフィックは投資家の注目を集めており、イグルーのような企業は、保険会社、販売仲介業者、小売業者、消費者にとっての保険バリューチェーン全体の課題に対処するという、これらの市場の進化する状況に対する革新的なアプローチにより、際立っています。」

イグルーの最近の業績には、2つの革新的なサービスが含まれています。2022年には、ベトナムとインドネシアの販売仲介業者の生産性を向上させるデジタルプラットフォーム、Ignite by Iglooを立ち上げました。Ignite by Iglooは、22,000人の販売仲介業者および代理店パートナーと連携し、他の市場に展開しながら、2023年に5万の代理店との提携を目指しています。イグルーの目的である十分なサービスを受けていない層の金融包摂を改善するため、Ignite by Iglooの仲介業者のパートナーの60％以上は女性となっています。

イグルーのもう1つのイノベーションは、農家向けブロックチェーンベースのパラメトリック保険の先駆けであるWeather Index Insuranceです。この商品は、農業セクターに大きな利益をもたらす可能性があるとして、ベトナムをはじめ東南アジア全域のパートナーから関心を集めています。非常に伝統的なセクターにおけるその斬新さにもかかわらず、Weather Index Insuranceは昨年11月にローンチして以来、すでに数千の農家に採用され、2万ヘクタールのコーヒーと稲作農園を網羅しています。

イグルーは5億件以上の保険契約を締結しており、2022年から総収入保険料を倍増させることを目指しています。現在までに6ヶ国で75以上の提携を積極的に確立し、消費者金融、電子商取引、物流を網羅する商品の提供を拡大しています。2023年8月、イグルーはアジア・フィンテック・アワードで「インシュアテック・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。

新たな資金調達は、水平および垂直のM&Aの機会に向けられます。今年、イグルーはインドネシアでのライセンスに加え、東南アジア全域で仲介ライセンスを取得しました。また、エンジニアリング、商業、戦略、および保険に特化した分野で従業員を20％増員する予定です。商品とバリューチェーンの強化という面では、自動車保険、健康保険、気候関連商品、保険引受と保険金請求のデジタル化、AIとブロックチェーン・テクノロジーに注力していきます。

イグルーの共同設立者兼CEOであるRaunak Mehtaは、次のように述べています。「投資家からの支援は、マクロ的な逆風の中でのイグルーの着実な成長と回復力の証であり、当社の戦略の検証でもあります。私たちは、堅実な損益計算書、多様なマルチ商品ポートフォリオ、広範な販売網を持つ南アジアで唯一のインシュアテック企業です。」

Eurazeoについて

Eurazeoは世界をリードする投資グループで、約600社におよぶ企業に投資された第三者からの250億ユーロを含め、運用資産の分散ポートフォリオは352億ユーロです。相当数のプライベートエクイティ（PE）、プライベートデット、不動産資産、インフラストラクチャーの専門知識を備えるEurazeoは、あらゆる規模の企業に同行し、400人以上の専門家のコミットメントを通じて、また部門に関する深い専門知識、グローバル市場へのゲートウエイ、変革的成長のための責任ある安定した足掛かりを提供することにより、企業の発展をサポートしています。Eurazeoは同社の強固な制度的かつ家族株主基盤、構造的債務のない強固な財務構造、および柔軟な投資期間により、長期にわたり企業をサポートすることができます。Eurazeoは、パリ、ニューヨーク、ロンドン、フランクフルト、ベルリン、ミラノ、マドリード、ルクセンブルク、上海、ソウル、シンガポール、サンパウロにオフィスを構えています。EurazeoはEuronext Parisに上場しています。

Openspaceについて

Openspaceは東南アジアの代表的ベンチャーキャピタル企業で、技術と生活が出会う場所で変革的な影響を生み出す企業を見つけて支援しています。コミットメント資本8億ドルのファンドが 6つあり、Portfolio Successチームの常勤専門家を含む39人の専任従業員がいます。シンガポールとジャカルタに共同本部があり、バンコク、マニラ、ホーチミン市に事務所を構えています。40社以上のポートフォリオ企業には、GoTo、Pick Up Coffee、Halodoc、Kredivo Holdingsが含まれます。www.openspace.vcにアクセスしてください。

イグルーについて

イグルーは、シンガポールに本拠を置く地域のフルスタック・インシュアテック企業であり、シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシアにオフィスがあり、中国とインドに技術センターがあります。すべての人々に保険にアクセスできるようにすることを使命とし、ビッグデータ、リアルタイムのリスク評価、エンドツーエンドの自動請求管理を活用して、プラットフォーム企業と保険会社向けのB2B2C保険ソリューションを構築しています。イグルーの保険ソリューションにより、企業はオペレーショナルリスクにさらされないようにし、新たな収益源を創出し、既存の製品やサービスを最適化し強化することができます。同社は保険、通信、電子商取引、ホスピタリティ、ヘルステック、金融サービスなど、様々な分野で市場をリードする75以上の有名ブランドと提携しています。イグルーはそのイノベーションと専門知識により、2023年アジア・フィンテック・アワードで「インシュアテック・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。

詳細については、https://www.iglooinsure.com/をご覧ください。

メディアお問い合わせ先
PRecious Communications（イグルー広報代理）
igloo@preciouscomms.com

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