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先端素材、新エネルギー、ライフサイエンス、農業を含む17分野における先端技術動向調査を専門とするラックスリサーチは、2013年第2四半期実施分の420社の企業プロファイリングより、特に今後の躍進が期待される10社を発表しました。 |
東京, 2013年7月17日 - (ACN Newswire) - 先端技術分野における技術・市場動向調査を行うラックスリサーチ(本社:米国ボストン)は、2013年4月から6月にかけて、先端素材、新エネルギー、ライフサイエンス、農業を含む17の技術分野において420社を対象に企業プロファイリングを実施しました。
ラックスリサーチでは、一次調査と二次調査の情報に基づき、「技術の斬新さ」、「市場規模」、「競合環境」、「成長へのバリア」を含む10項目から各企業を厳しく分析・評価します。また最終的に各企業に対し「Lux Take」と呼ばれる総合評価を行い、「ストロング・コーション(Strong Caution)」、「コーション(Caution)」、「ウェイト&シー(Wait and See)」、「ポジティブ(Positive)」、「ストロング・ポジティブ(Strong Positive)」の5段階へと分類します。
2013年第2四半期に調査対象となった420社のうち、ラックスリサーチが特に今後の躍進に注目している企業は以下の通りです。
1. Morflora社(評価:ウェイト&シー/産業分野:アグロイノベーション) Morflora社は遺伝子組み替えを行うことなく遺伝形質転換性の耐病性を確保できる技術を開発。遺伝子組み換えへの抵抗や議論を避けることができます。現在実施中のパイロットプロジェクトの結果によっては3~5年後に多くの種子処理商品に含まれることが予想されます。
2. Cognoptix社(評価:ウェイト&シー/産業分野:バイオエレクトロニクス) アルツハイマー病の早期診断用にCognoptix社は眼球のベータアミロイド値測定機器を開発。予防医療へのシフトを促すことで、医療費削減、治療成果向上への貢献が期待されます。
3. Arcam社(評価:ストロング・ポジティブ/産業分野:先端素材) 電子ビーム利用の3Dプリンターは、レーザーシンタリングよりも早いスループットと強度で高品質の金属パーツを製造可能。自社提供分の3Dプリンター用素材以外に他社素材利用を可能とする事で、自社3Dプリンターに適合する素材の増加を目指すというユニークなビジネスモデルも採用しています。
4. GlassPoint Solar社 (評価:ウェイト&シー/産業分野:太陽光発電システム、資源探査・生産) 太陽光発電利用の増油回収法(EOR)技術を持つGlassPoint Solar社 は、ロイヤル・ダッチ・シェル社から2900万ドルの出資を受けており、オマーン石油開発公社との恊働でオマーンにて7メガワット規模のパイロットプロジェクトを実施しています。
5. Iceotope社(評価:ポジティブ/産業分野:エネルギー効率の高いビルシステム) データセンターなどのハイパフォーマンスコンピュータ市場向けにIceotope社は液体を利用した冷却システムを開発、冷却に必要な電力量を5割以上削減可能です。
6. Imprint Energy社(評価:ポジティブ/産業分野:プリンテッド・フレキシブル・有機エレクトロニクス) Imprint Energy社の薄膜電池技術は業界トップクラスであり、大量生産によるコスト削減実現の可能性も高く、今後の躍進が期待されます。米国の情報機関と装着型アプリケーションの開発も実施しています。
7. Ascenix Biotechnologies社(評価:ウェイト&シー/産業分野:バイオ素材・バイオケミカル) Ascenix Biotechnologies社はメタクリル酸メチル製造の際にプロピレンやシアン化物を必要としないため経済性が高く、大手バイオケミカル企業と競合していく可能性を持っております。
8. AlterNRG社(評価:ポジティブ/産業分野:新エネルギー) 各社が新規プラント建設へ向けた資金確保に苦しむ中、AlterNRG社は熱プラズマ技術を用いた廃棄物の合成ガス化を実施、売上を伸ばしています。
9. Cooledge Lighting社(評価:ウェイト&シー/産業分野:エネルギー・エレクトロニクス) Cooledge Lighting社は、LED照明へ屈曲性を持たせることで既存のLEDへOLEDの柔軟性を取り込んでいます。屈曲性を持つ平面LEDモジュールは商業用照明セグメントでの利用増加が予想されます。
10. Kebony社(評価:ポジティブ/産業分野:環境に優しい建材) Kebony社のフルフリルアルコールを浸透させた軟材はミャンマーチークよりもコストパフォーマンスが高く、熱帯産の硬材の代替品が必要となっている中、今後の事業拡大が期待されます。
ラックスリサーチについて
ラックスリサーチは独自の研究と世界に広がるネットワークを駆使し、最先端技術分野における技術・市場動向調査を実施しています。世界中で研究開発に注力するトッププレイヤーに対し、オープンイノベーションおよびテクノロジースカウティングの実現をサポートしています。詳細については、弊社ホームページ( www.luxresearchinc.com )をご覧ください。
【本リリースに関するお問い合わせ】 ラックスリサーチ 戸口 久子 hisako.toguchi@luxresearchinc.com
トピック: Research / Industry Report
Source: Lux Research
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