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2015年4月13日 9時45分 JST
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Source: Toyota Motor Corporation
トヨタ:WECハイブリッド3強対決 開幕戦 トヨタ・レーシングは3位表彰台と4位

豊田, 2015年4月13日 - (JCN Newswire) - トヨタ・レーシングは2015年WEC開幕戦シルバーストーン6時間レースに、2014シーズンチャンピオンとして臨みましたが、激しい戦いとなり、昨年の1、2位に対し、3位、4位で終えました。

トヨタ:WECハイブリッド3強対決 開幕戦 トヨタ・レーシングは3位表彰台と4位

アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴がドライブしたTS040 HYBRID #1号車は、スタートからゴールまでライバルと激しい戦いを繰り広げ、優勝したアウディに14秒816差で3位を獲得しました。アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車も力強い走りをした結果4位となり、チームに貴重なポイントを持ち帰りました。

スタートは#1号車がブエミ、#2号車をブルツが担当、アウディといつにない激しい争いを繰り広げました。スタートから息もつかせぬ30分が過ぎた時点では、#1号車は3位、#2号車はコース上の混雑に阻まれ6位を走行しました。その直後にLMP2カーのコースオフで全コースに黄旗が提示されたタイミングで2台のTS040 HYBRIDはタイヤ交換と燃料補給のためにピットへ飛び込みました。さらに30分後に再度黄旗が出され、#2号車はライバルと異なる作戦を取るための燃料補給に、再びピットへと入りました。

コースがクリアとなり、グリーンフラッグが提示されると、ブエミはタイヤのグリップ不足を訴え、苦しい戦いを強いられました。ブエミは5位まで順位を落としましたが、ポルシェ#17号車とアウディ#2号車のトラブルによる後退で順位を上げ、#1号車は3位、#2号車は4位に繰り上がりました。

レースの4分の1を消化した時、#1号車はブエミからデビッドソンに交替、#2号車はブルツからコンウェイにステアリングが渡されました。交替したデビッドソンはすぐにトップ争いに加わり、次のピットストップでタイヤ交換をしたライバル達を尻目に、トップに躍り出ました。その時点でタイヤ交換を先に延ばしたデビッドソンが首位、コンウェイが2位を固めましたが、アウディ、ポルシェとの三つ巴の戦いは激しさを増し、ホイール・トゥ・ホイールの争いが展開されました。その後レースが半ばを過ぎた時、コンウェイはコーナーのポールを車体前部に引っかけ、4位に後退しました。

レースが3分の2を経過すると、#1号車には中嶋が、#2号車にはサラザンが交替し、2台のTS040 HYBRIDは異なったタイヤ戦略を採用して最後の2時間に突入しました。その後はアウディ#7号車に大幅なリードを許したものの、#1号車はポルシェ#18号車との激しい2位争いに突入しました。そして最後の1時間、#1号車はブエミの手に託され、2位を行くポルシェ#18号車を猛追しました。しかし、最後の給油のためのスプラッシュ・ピットストップで#1号車はポルシェに届かず、3位でゴールを迎えました。サラザンから#2号車を受け取ったブルツは4位でレースを終えました。

3位に入賞したTS040 HYBRID #1号車の素晴らしい戦い振りに対し、英国レーシング・ドライバーズ・クラブのメンバーで最高位となったドライバーに与えられるリチャード・ロイド・トロフィーをアンソニー・デビッドソンが獲得出来たのはチーム全体にとって非常に名誉なことでした。

3週間のインターバルを経た5月2日(土)、トヨタ・レーシングはWEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースに挑みます。

佐藤俊男 チーム代表:
LMP1に参戦する3メーカーによるエキサイティングな戦いを目の当たりにし、とても感銘を受けました。各メーカーの先行する1台ずつの3台が最後まで僅差の戦いを繰り広げたレースは、まさに6時間スプリントレースと言えるものでした。本日、素晴らしいパフォーマンスを発揮したアウディの勝利を祝福したいと思います。我々は、可能な限り全力を尽くし、良い戦いが出来たと思います。もちろん勝利がベストですが、本当の戦いは始まったばかりです。オフシーズンを通じて競争力を増しており、挑戦の準備は整っております。より強くなって次戦のスパへ戻れることを確信しています。

TS040 HYBRID 1号車
(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴)
決勝レース: 3位 201周、ピットストップ7回、グリッド: 4番手、最高ラップタイム: 1分42秒209

アンソニー・デビッドソン:
リチャード・ロイド・トロフィーを獲得出来ました。今日何かを勝ち取れたということについては喜んでいます。このサーキットでは我々の強さを真に示すことは出来ませんでした。これまでも我々はここで苦戦して来ました。昨年1-2フィニッシュ出来たのは天候に助けられた部分もあります。次のレースを楽しみにしており、第2戦スパではもっと強さを見せられると思っています。次戦はタイヤの摩耗が大きな要因となると思いますが、上手く行くことを望んでいます。

セバスチャン・ブエミ:
我々にとっては難しいレースでしたが、スタートから本当にハードにプッシュしました。1セットのタイヤで2スティントを走りながら全力でプッシュし続けるなど、いくつかのことを試しました。最後はポルシェを捕らえるべくアタックしましたが、摩耗の進んだタイヤではそれは叶いませんでした。素晴らしい仕事をしたアウディとポルシェに祝福を贈ります。これから我々は、次戦スパでもっと良い結果を得るべく全力で準備を進めて行きます。

中嶋一貴:
LMP1クラスは非常に僅差で、タフなレースでした。大変な接近戦となり、6時間にわたってずっと全力でプッシュし続けなくてはなりませんでした。ポルシェをパスし2位を得るチャンスはあったと思いますが、最後まで果たすことは出来ませんでした。とはいえ表彰台を獲得出来たのはまずまずの結果です。ハードなレースになることを予想していましたが、我々のやるべきことを成し遂げ、ミス無くレースを走り切ることが出来ました。これは着実なスタートと言えると思います。

TS040 HYBRID 2号車
(アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ)
決勝レース: 4位 200周、ピットストップ7回、グリッド: 6番手、最高ラップタイム: 1分42秒597

アレックス・ブルツ:
チームとして、今日はアウディのペースで戦うことは出来ませんでした。我々のTS040 HYBRIDの特性を考えると、このサーキットは最も厳しいものでしたが、他のライバルより遅くて良いということはありません。淡々とハードワークをこなさなければなりませんでした。今シーズンは最終戦までライバルとの壮絶な戦いになると思いますが、それは良いニュースです。そして、悪いニュースは、今日、優勝という結果を出せなかったことです。

ステファン・サラザン:
去年の1-2フィニッシュと比べれば、確かに最高の結果とは言えません。しかし、我々は良く戦ったと思うし、たくさんポイントも獲得しました。このサーキットが我々向きではなく、この何年間もアウディがとても速くて得意とするコースであることも知っています。完璧なスタートではないですが、良い滑り出しと言えるのではないでしょうか。チャンピオンシップでは2位に付けています。もう気持ちはスパに切り替え、次戦ではさらに良い結果を出せると確信しています。

マイク・コンウェイ:
タフなレースでした。コース脇の樹脂製ポールをフロント部に当ててしまい、それが私のスティントを台無しにしてしまいました。ダウンフォースを失い、スティントの残りが予測不能な状態になってしまったからです。ピットストップでこのポールを取り除いてから、すべては正常に戻ったので、遅れを取り戻そうと試みました。4位獲得は成し得たベストの結果であり、ポイントも獲得して帰れます。スパの週末がより良くなるよう、楽しみにしています。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/mail/7547387

概要:トヨタ自動車株式会社

詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。

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Source: Toyota Motor Corporation

セクター: Automotive
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