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短工期、低コストで、既設エスカレーターの安全性と付加価値向上を実現 |
東京, 2015年6月30日 - (JCN Newswire) - シンドラーエレベータ株式会社(本社 東京都江東区、社長 フィリップ・ブーエ、以下シンドラーエレベータ)は、既設エスカレーター向け「二重ブレーキ改修パッケージ」を、7月1日より、シンドラー・エレベータの支社・支店経由で全国一斉発売します。「二重ブレーキ改修パッケージ」の導入により、既設エスカレーターの安全性を低コストかつ短工期でさらに向上させることができます。標準価格(現場状況により異なる場合あり)は180万円程度となります。
| シンドラーエレベータ、エスカレーター向け「二重ブレーキ改修パッケージ」を新発売 |
既設のエスカレーターは、駆動機に内蔵された「メインブレーキ」で制動されています。万が一、駆動力を伝達するドライブチェーンが経年劣化などにより伸びた場合、あるいは破断した場合は、「駆動チェーン安全装置」が動作し、エスカレーターを安全に停止させます。
この「二重ブレーキ改修パッケージ」は、既設の「駆動チェーン安全装置」を「補助ブレーキ」に交換することにより、「補助ブレーキ」が「メインブレーキ」とともに常時作動することで二重のブレーキ保持力を発揮し、エスカレーターの逆転防止などに寄与します。特に、稼働条件や環境条件が極めて厳しい、駅舎や自由通路に設置されたエスカレーターにおいて、既設設備の安全性向上を実現します。
また駆動機の交換など大規模な工事を必要としないため、短期工事及びコスト抑制が可能で、既設エスカレーターの付加価値向上に貢献します。
「二重ブレーキ改修パッケージ」の主な特長は以下の通りです。
1.常時二重のブレーキ保持力で、エスカレーターの逆転を防止 エスカレーターに駆動力を伝達するドライブチェーンが伸びたり、破断した場合だけでなく、安全装置が作動し停止した場合、自動運転で停止した場合、もしくは、キースイッチで停止した場合などのいずれの状況においても、「補助ブレーキ」が「メインブレーキ」と同期しながら、常時作動するため、常に二重のブレーキ保持力を発揮し、万が一「メインブレーキ」に何らかの不具合が発生した場合でもエスカレーターの逆転を確実に防止します。
2.急停止による衝撃を緩和し、ご利用者の転倒防止に貢献 新たに設置される「補助ブレーキ」は、独自の内部構造により、急停止による衝撃を緩和します。また「メインブレーキ」は、エスカレーターの欧州安全規格であるEN115に基づき、世界各国で20万台以上の実績があるバンドブレーキの特性を活用した設計により、エスカレーターの上昇運転時のブレーキ保持力は、下降運転時に比べて、わずか30%程度で適切な停止距離を確保することができます。これらにより、エスカレーターが停止する際の急な衝撃を和らげることができ、その結果、利用者の転倒の危険性を低減します。
3.短工期、低コストで、既設エスカレーターの付加価値を向上 一般的に、エスカレーターのブレーキを二重化する際には、駆動機の交換など、大規模な工事が必要となり、工期及びコストがお客様の大きな負担となる傾向にあります。シンドラーの「二重ブレーキ改修パッケージ」では、「補助ブレーキ」の取り付け工事以外に大規模な工事工程を伴わないため、お客様には、短工期、低コストで、既設エスカレーター(注)の付加価値を向上していただけます。
シンドラーエレベータについて
シンドラーエレベータ株式会社は、1954年に設立された日本エレベーター工業株式会社を前身として、1991年に誕生しました。エレベーター、エスカレーター、動く歩道の設計、据付からメンテナンスまで、安全を最優先に高品質で幅広い製品・サービスをお客さまにご提供しています。 www.schindler.com/jp/internet/ja/home.html
(注)製品適用範囲: すべてのシンドラー製エスカレーターと動く歩道
本件に関するお問い合わせ先 シンドラーエレベータ株式会社 広報部 電話: 03-5646-5476
トピック: Press release summary
Source: Schindler
セクター: Design Process, Electronics, Engineering
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