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日本へのコーヒー豆の輸出で農家の貧困改善・違法作物の撲滅に大きな一歩 |
東京, 2015年7月2日 - (JCN Newswire) - 三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林健、以下当社)は、国際貢献としてコロンビアコーヒー生産者連合会(Federacion Nacional de Cafeteros de Colombia、以下FNC)と共に支援して来たコロンビアの小規模コーヒー栽培農家(以下、小規模農家)が生産したコーヒー豆を、日本に向けて輸出・販売することにいたしましたのでご報告致します。
コロンビアは違法作物撲滅に向けた国家キャンペーンの一環として、「Forest Ranger Families Program」(以下、本支援プロジェクト)を小規模農家向けに実施しています。三菱商事は2008年7月に本支援プロジェクトに協力する覚書をコロンビア政府やFNCなどと締結し、10年間の計画で共に農業技術向上・インフラ整備・環境保全等の小規模農家支援に取り組んで参りました。本支援プロジェクトにより、コーヒーチェリーの果肉除去技術・乾燥工程の進歩等が見られ、小規模農家が栽培するコーヒー豆の品質は大きく向上いたしました。
今般、当社はコロンビア北東部のNorte de Santander県の288の農家から、本支援プロジェクトによって品質が向上したコーヒー豆(以下、本コーヒー豆)を購入し、日本向けに販売する契約を締結致しました。従来、小規模農家のコーヒー豆は日本には他地域産コーヒー豆とのブレンド豆として輸出されていましたが、今回日本に向けて初めて単品での輸出・販売が実現しました。小規模農家のコーヒー豆が日本などのコーヒー消費大国に輸出・販売されることは、小規模農家の貧困改善及び違法作物撲滅に向けた大きな一歩になります。コロンビアコーヒーならではの華やかな香りの本コーヒー豆は3.40USD/㎏(現行の相場で換算)程度で取引されるコロンビアの平均的なコーヒー豆よりも高価格帯に属し、10月~11月頃に日本に輸入され、日本の消費者の皆様にお届けできる予定です。
三菱商事は、引続き本支援プロジェクトに協力し、政府やFNC等の関係機関と共に小規模農家の貧困改善及び違法作物撲滅を支援し、コロンビアの発展に貢献して参ります。
【本支援プロジェクト概要】
プロジェクト名: Forest Ranger Families Program (西語名:Programa Familias Guarda Bosques) 参加団体: 大統領府、FNC、地方自治体、政府系金融、三菱商事 国家総出資額: 合計USD12,843,914(内コーヒー関係はUSD1,778,359) 三菱商事の支援額: 合計USD1,000,000(2009~2018年、USD100,000/年×10年間) 支援金の使途: 環境配慮型水洗設備や乾燥設備の導入、農業技師の派遣による農家への教育(品質や技術) 対象地域: 全9県(Narino, Huila, Cauca, Tolima, Magdalena, La Guajira, Norte de Santander, Boyaca, Santander) 対象農家: 全2,880農家(農地面積2,745ha) 進捗状況: 2009~14年にNarino, Huila, Cauca, Tolima, Magdalena, Guajira県での支援を完了。
【本支援プロジェクトによる改善内容】
本支援プロジェクトにより、コーヒーチェリーの果肉除去技術・乾燥工程等が改善されました。特に、器具の刷新により、衛生状態の改善、短時間での果肉の取り残し低減が可能となりました。異味異臭の原因となる果肉の除去はコーヒー豆の品質向上に大きく寄与しています。また、水洗に使用する水の量が減り周辺環境にも好影響を与えています。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。 www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2015/html/0000028040.html
概要:三菱商事株式会社
詳細は www.mitsubishicorp.com をご参照ください。
トピック: Press release summary
Source: Mitsubishi Corporation
https://www.acnnewswire.com
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