|
|
|
東京, 2015年7月17日 - (JCN Newswire) - 三菱商事(以下当社)は、ブル・エナジー社(Buru Energy Limited、本社:パース、以下ブル社)と共に取り組んでいる西豪州キンバリー地域カニング堆積盆地における原油・ガスの探鉱開発事業において、今般、ウンガニ油田(以下本油田)の商業生産を開始しましたのでお知らせいたします。西豪州の陸上油田での商業生産開始は、本邦の事業法人として初めての事例となります。
| 三菱商事、西豪州キンバリー地域カニング堆積盆地ウンガニ油田の商業生産開始について |
本油田の初期生産量は日量1,250バレルとなりますが、今後開発を加速させ、年内に日量3,000バレル、来年以降には日量5,000バレル以上への生産拡大を目指します。また、本油田開発と並行して周辺油田の探鉱を継続し、成功時1億バレル超の埋蔵量の積上げを目指します。
本油田から産出される低硫黄原油は高品質であり、アジア・大洋州を中心に安定的な需要が見込まれます。当社グループの石油トレーディング会社、ペトロダイヤモンド・シンガポール社を通じて、主に東南アジアの石油会社向けに販売活動を展開して参ります。又、現在の市況環境を踏まえ、競争力のある価格を実現するべく、物流面や設備面などでコスト削減を実施すると共に、生産効率の向上に努めて参ります。
さらに、当社は、原油から得られる現金収入を活用して、大規模なガス埋蔵量が見込まれている西豪州キンバリー地域のカニング堆積盆地において、非在来型ガスの評価・開発作業を進める予定です。
当社は、豪州産原油・ガスの安定的な生産と供給の実現を進めることで、今後もエネルギー調達先の多様化と競争力のあるエネルギー資源の確保に貢献して参ります。
<補足情報>
1: 非在来型天然ガス・原油 浸透率が高い地層に存在し、井戸を掘ると自噴もしくは容易に回収可能な在来型の石油や天然ガスとは異なり、低浸透率の砂岩に封じ込められているタイトサンドガスや、泥土が堆積して固まり根源岩となったシェール(頁岩)に閉じ込められた天然ガス(シェールガス)や原油(シェールオイル)などの総称を指す。これらの資源は、極めて低い浸透率のために商業レベルでの生産が難しかったが、近年の技術革新によって大規模な商業開発が可能となり注目を集めている。
2: 豪州の非在来型資源の潜在的埋蔵量 天然ガス資源の新たな展開として近年注目が集まっている北米の非在来型天然ガス(シェールガス、タイトサンドガス等)に続き、ガス安定生産国且つ日本向けの主要LNG輸出国である豪州に於いても、非在来型天然ガスの開発が活発化している。米国政府系調査機関Energy Information Agencyが2013年6月に発表した世界の非在来型天然ガス埋蔵量は、北米は665兆立方フィート、カナダ573兆立方フィート、メキシコ545兆立方フィートに次いで、豪州は437兆立方フィートとされており、当社は豪州で最大の埋蔵量が見込まれる西豪州キンバリー地域のカニング盆地(埋蔵量235兆立方フィート)の約9万km2と、北海道の面積を超える広大な鉱区の確保に成功している。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。 http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2015/html/0000028121.html
概要:三菱商事株式会社
詳細は www.mitsubishicorp.com をご参照ください。
トピック: Press release summary
Source: Mitsubishi Corporation
https://www.acnnewswire.com
From the Asia Corporate News Network
Copyright © 2024 ACN Newswire. All rights reserved. A division of Asia Corporate News Network.
|
|