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2015年7月17日 12時25分 JST
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Source: Fujitsu Ltd
富士通:東邦銀行が勘定系システムアウトソーシングサービス「FSPS」を採用
ICTコストを最適化しながら事業継続性を強化し、銀行のお客様へきめ細かいサービスを提供

東京, 2015年7月17日 - (JCN Newswire) - 株式会社東邦銀行(本店:福島県福島市、取締役頭取:北村 清士、以下、東邦銀行)様は、このたび、当社の勘定系システムアウトソーシングサービス「FUJITSU Financial Services Solution FSPS(フジツウ ファイナンシャル サービシーズ ソリューション エフエスピーエス)」(以下、FSPS、注1)の導入を決定しました。従来から利用している当社の勘定系アウトソーシングサービス「PROBANK(プロバンク)」から移行し、2017年上期に本サービスを利用した勘定系システムの本格運用を開始予定です。

富士通:東邦銀行が勘定系システムアウトソーシングサービス「FSPS」を採用

「FSPS」は、地域金融機関の「勘定系システムの導入・運用コストのスリム化」と「環境変化に対する戦略自由度の確保」の両立という経営課題の解消を目的としたサービスです。最先端のセキュリティと堅牢な設備を備えた当社データセンター内に、当社のメインフレーム「FUJITSU Server GS21」(以下、「GS21」)を仮想化技術によって分割し、複数の地域金融機関の勘定系システムを構築できる環境を用意しており、そこに東邦銀行勘定系システムを構築します。東邦銀行様が従来から利用している「PROBANK」の業務アプリケーションをそのまま移行し、当社は開発・保守・運用を含めたトータルアウトソーシングサービスを提供します。

これにより、東邦銀行様は、従来の勘定系システムで実現してきたお客さまへのきめ細かい商品・サービスをそのまま継承しながら、勘定系システムプラットフォームを高度化でき、ICT導入コストの最適化も実現できます。また、本サービスでは、当社の東日本と西日本のデータセンターの2カ所に東邦銀行様の勘定系システムを構築して運用するため、どちらかのシステムが被災した場合には、もう一方のシステムを利用することで、事業継続が可能となります。

背景

東邦銀行様は、2015年度からの3カ年計画である新中期経営計画「とうほう“サミット”プラン」をスタートさせ、「ふくしまの“復興から成長”への貢献」「お客さまから選ばれる銀行づくり」「持続可能な企業体質の確立」を基本方針に掲げています。

また、東日本大震災からの復旧・復興に向けて制定したコーポレート・メッセージ「すべてを地域のために」のもと、地元・福島の復興に向けた動きをさらに加速させ、新中期経営計画とあわせ、成長段階へとステージを進めるべく、東邦銀行様グループ一体となって取り組んでいます。

その中で、次期勘定系システムの検討に際し、ICTコストの最適化と事業継続性のさらなる強化が課題となっていました。

本サービスの特長と導入効果

1.現行の勘定系業務アプリケーションを継続して利用
東邦銀行様が従来から利用している当社の勘定系アウトソーシングサービス「PROBANK」の業務アプリケーションをそのまま移行して利用することで、地域のニーズに応えるきめ細かいサービスを継続できます。

2.導入・運用コストの最適化とお客さま向けサービス強化
最先端のセキュリティと堅牢な設備を備えた当社データセンター内に設置された、メインフレーム「GS21」を仮想化技術により分割し、1台のメインフレーム上で、東邦銀行様と、ほかの地域金融機関の勘定系システムを稼働させることで、メインフレーム基盤利用コストを低減します。また、地域金融機関の勘定系システム運用業務に熟練した当社担当者が24時間365日、運用管理を行います。

これにより、東邦銀行様は、自前のメインフレームを保有することなく、メインフレーム基盤の勘定系システムを利用できます。また、各種システムの保守サービスも受けられるため、最新のシステム環境を利用できます。

さらに、本サービスで提供される、SOA(注2)技術による新規のチャネルや各種システムとの連携基盤を利用することで、今後ますます必要となる多様なチャネル連携が容易になり、新しいお客様向けサービスを迅速に提供できます。

3.事業継続性の強化
本サービスでは、東日本と西日本データセンターの2カ所に勘定系システムを構築します。本番サイトとバックアップサイトを交互に切り替えて運用し、両センターの勘定系システム基盤に装備されている当社のディスクストレージシステム「FUJITSU Storage ETERNUS(フジツウ ストレージ エターナス)DX8000 S2 series」のアドバンスト・コピー機能(注3)により、勘定系元帳データをリアルタイムで本番サイトからバックアップサイトへコピーします。

これにより、東邦銀行様は、例えば、東日本データセンターが被災した場合には、西日本データセンターを勘定系本番サイトとして運用できます。平常時から両データセンター間で本番サイトとバックアップサイトの切り替え業務を行っているため、被災時の切り替えもスムーズであり、2時間以内で切り替えが可能です。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/07/17.html

注釈
注1 FSPS: FUJITSU Standard Platform Serviceの略。
注2 SOA: Service Oriented Architectureの略で、コンピュータのソフトウェア機能を独立した「サービス」という単位で実装し、それらを組み合わせてシステムを作り上げる考え方。
注3 アドバンスト・コピー機能: ディスクストレージシステム「ETERNUS」の機能の1つで、ディスクからディスクへの高速コピーを提供する。

概要:富士通株式会社

詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。

トピック: Press release summary
Source: Fujitsu Ltd

セクター: Electronics, Cloud & Enterprise, IT Individual
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