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大阪, 2016年2月2日 - (JCN Newswire) - 半導体技術の国際学会「ISSCC 2016※1」において、シャープの手書きペン(以下、スタイラス※2)と組み合わせたタッチパネルシステム※3(以下、本システム)が、「ISSCC 2015 展示部門認定賞※4」を受賞※5しました。本賞は、前年の「ISSCC 2015」で採択された論文の中から、会場での展示や実演内容が優れていた技術や研究成果に対して授与されるものです。
当社は、2012年12月に、多点入力を一括して検知処理できる独自の並列駆動方式※6を採用し、最大50点のマルチタッチ操作を実現した本システムを開発。2015年2月には、本システムと連携する回路を内蔵した「アクティブ方式のスタイラス※7」を新たに開発しました。これにより、タッチパネル上で個々のスタイラスを識別することが可能となり、複数の手書きペンを用いて、色や太さの異なる文字や線の入力を実現しました。「ISSCC 2015」において、本内容に関する論文が採択されました。
「ISSCC 2015」では、20型のディスプレイと複数のスタイラスを使用して、色や太さの異なる文字や線を同時に手書き入力したり、特定のスタイラスで手書きした文字や線を選んで消去するなどの実演を行いました。スムーズで快適な手書き入力の操作性と完成度が高く評価され、このたびの受賞に至りました。
当社は、本システムをタブレット端末やノートPC、電子黒板などの幅広いアプリケーション向けに積極的に提案し、新しい手書き入力システムを搭載したタッチパネルディスプレイの普及拡大に貢献してまいります。
■ 受賞内容
- ISSCC 2015 展示部門認定賞 (“ISSCC 2015 Demonstration Session Certificate of Recognition”)
- 受賞対象: The Presentation Titled “A 240Hz-Reporting-Rate Mutual-Capacitance Touch-Sensing Analog Front-End Enabling Multiple Active/Passive Styluses with 41dB/32dB SNR for 0.5mm Diameter”
<ISSCC 2016>
- 開催地: 米国サンフランシスコ - 開催期間: 2016年1月31日(日)~2月4日(木)
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。 http://www.sharp.co.jp/corporate/news/160202-a.html
※1 International Solid-State Circuit Conferenceの略。半導体技術と集積回路に関する世界最大級の国際会議。 ※2 タッチパネル専用の導電性のペン。 ※3 液晶ディスプレイなどに搭載することでタッチ操作を可能にするシステム。 ※4 ISSCC 2015 Demonstration Session Certificate of Recognition ※5 ISSCC 2014において、当社のタッチパネルシステムが展示部門認定賞を受賞。(2015年2月24日に当社より発表) ※6 多数のタッチセンサーを同時に駆動処理する当社独自の方式。センサーを1ラインずつ検知する一般的な逐次駆動方式に比べて、高い感度性能(S/N比)を実現。(2012年12月10日に当社より発表) ※7 タッチパネル専用の高機能なペン。ボタンなどを有し、タッチパネル入力の様々な機能を割り当てることが可能。
概要:シャープ株式会社
詳細は www.sharp.co.jp をご覧ください。
トピック: Press release summary
Source: Sharp Corporation
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