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2018年1月10日 8時00分 JST
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Source: Mitsubishi Motors
ルノー、日産自動車、三菱自動車、ベンチャーキャピタルファンドを設立し、5年間で最大10億ドルを投資
初年度2億ドルを次世代モビリティに対して優先的に投資

東京, 2018年1月10日 - (JCN Newswire) - 世界をリードする自動車アライアンスであるルノー・日産自動車・三菱自動車は9日、オープンイノベーションを支援する企業ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ(Alliance Ventures)」を設立し、今後5年間で最大10億ドルを投資すると発表しました。

同ファンドは初年度、クルマの電動化、自動運転システム、コネクティビティ、人工知能などの新たなモビリティに焦点を当てている新興企業や、技術起業家が参加するオープンイノベーションのパートナーシップを対象に最大2億ドルを投資する予定です。

その後も毎年投資を行うことにより、Alliance Venturesは昨年発表した戦略的中期計画「アライアンス2022」の期間中、自動車業界で最大の企業ベンチャーキャピタルとなることを目指します。

アライアンスの会長兼CEOであるカルロス ゴーンは、「このオープンイノベーションに対する取り組みにより、我々はアライアンスのグローバルなスケールメリットを生かしながら、新興企業や技術起業家に投資し、協業することが可能となります。このファンドはまさにアライアンスの核である協働の精神と起業家のマインドセットを反映したものです。」と述べました。

アライアンスは、10のブランドを有し、2017年には1,000万台以上を販売し、主要な自動車市場すべてで事業を展開しています。Alliance Venturesの特長は、このアライアンスのグローバルな規模とスコープの広さを、潜在的パートナーに対して提供することです。

Alliance Ventures は新興企業に投資することにより、財務リターンを確保しながら、新技術や新ビジネスをアライアンスに取り入れることが可能となります。また、新規事業の立ち上げにおけるあらゆる段階で戦略的な投資を行い、新たな自動車関連起業家の輩出や新規のパートナーシップを創出していきます。

Alliance Ventures の最初の投資先は、コバルトフリーの全固体電池素材を開発する米国企業のIonic Materials社 です。Ionic Materials社の株式取得は、研究開発協力を目的とした同社とアライアンスの共同開発契約の締結時に行われます。Ionic Materials社はマサチューセッツ州を拠点に自動車および多様な用途に使われる高密度エネルギーバッテリーの性能およびコスト競争力向上を可能とする固体高分子電解質を開発しています。

このような投資を行うことで、Alliance Venturesはアライアンスのメンバーが将来使用する可能性がある新技術の特定と開発の後押しをします。こうした取り組みはルノー、日産自動車、三菱自動車3社の協業を強化し、2022年末までに年間100億ユーロ以上のシナジー創出を目指す戦略的中期計画「アライアンス2022」の目標達成を支えるものです。

同ベンチャーキャピタルへの最初の2億ドルの投資は、年間85億ユーロを超えるアライアンスの研究開発費とは別枠で実施されます。

Alliance Venturesを率いるのは、20年以上にわたる投資銀行での業務経験と、6年以上にわたるアライアンスでの経験を持ち、直近ではブラジル日産の社長を務めたフランソワ ドーサです。Alliance Venturesのチームはその専門知識と、ルノー、日産自動車、三菱自動車から集結したエキスパートから成るクロスファンクショナルチームにより見出された事業機会を活用していきます。

この投資活動はアライアンスの戦略を補完するもので、クルマの電動化、自動運転システム、コネクティビティなどの分野での収益増、コスト削減、コスト回避を目指します。アライアンスは、「アライアンス2022」の期間中、EV用の共通プラットフォームおよび共用部品を活用し、100%EVを12車種投入する計画のほか、40車種への自動運転技術搭載と、無人運転車両による配車サービス事業への参画も目指しています。

Alliance Ventures は、既存の研究・先行開発チームと協力しながら、投資を行うイノベーション分野や市場を特定していきます。また、ベンチャーキャピタルの専門家を採用し、同事業のプラットフォーム開発を行っていきます。同ファンドは、シリコンバレー、パリ、横浜、北京にあるアライアンスメンバーの技術研究センターや、強固なイノベーションエコシステムを有するエリアの近くに拠点を設ける予定です。

ルノー、日産自動車はそれぞれ40%ずつ、三菱自動車は20%を新ファンドに共同出資し、投資判断や業績管理を行う専門の投資委員会を設置する予定です。

「この投資活動は、世界で最も将来性のある自動車技術の開発を行う新興企業をアライアンスに呼び込むことを目的としています。」とゴーンは付け加えました。

中期計画「アライアンス2022」において、ルノー、日産自動車、三菱自動車は、3社合わせた年間販売台数は1,400万台以上に、また、売上高は2,400億ドルに達すると見込んでいます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
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概要:三菱自動車工業株式会社

三菱自動車の企業コミュニケーションワード「Drive@earth
地球を走る。地球と生きる。三菱自動車。

人とクルマ、社会とクルマ、地球とクルマの新しい時代を拓くために。いま、三菱自動車は挑戦を始めています。走行中のCO2排出ゼロ。地球温暖化防止に貢献する新世代電気自動車、i MiEV(アイミーブ)の世界投入。軽自動車で培った技術を存分に活用、燃費性能にすぐれたグローバル・スモールの提案。世界の環境基準をクリアしながら、走りの楽しさにあふれた三菱ならではの小型SUVの開発。さらに、新ディーゼルエンジンによるラリー参戦を通じて、走りと環境を両立する、新次元のクルマづくりを追求してゆきます。

私たちは信じています。私たちのクルマへの熱い想いと技術が、新しいクルマの価値をつくることを。ドライブ・アット・アース。走る歓びが永遠であるように。クルマが地球と共生できるように。

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Source: Mitsubishi Motors

セクター: Automotive
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