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東京, 2018年5月8日 - (JCN Newswire) - 昭和電工株式会社(社長:森川 宏平)は、今般、特殊グラビア印刷用インキの溶剤として使用される酢酸ノルマルプロピル(以下、NPAC)の生産能力増強を完了しました。
NPACは、主として食品包装用の特殊グラビア印刷用インキ向けに使用される溶剤です。これまでインキ向けの溶剤としてはトルエンやMEK(メチル・エチル・ケトン)が多く使用されていますが、揮発性有機化合物の排出規制強化に伴い、それらに代わる酢酸エステル系の溶剤として、安全性が高く、また代替使用が容易なNPACの需要が高まっています。近年ではNPACの国内需要は年率10%超で拡大しています。
これまで、当社では2009年末に大分コンビナート内に年産13,000トンの生産設備を建設、2010年2月より本格的な生産を開始、販売してきました。市場での需要拡大に伴い、安定的に高品質な製品をお客様へ供給するため、2016年には設備のボトルネック解消により、16,000トンまで生産能力を引き上げました。今回、大分コンビナートでの定期修理にあわせて設備改造を実施し、年産18,200トンまで生産能力を増強いたしました。
特殊グラビア印刷は、濃淡などの色表現性に優れていることから、色彩ゆたかな深みのある印刷画像が求められる菓子や冷凍食品などの外装フィルムに主に使用されています。特に食品包装用グラビアインキの需要は、日本のみならず、アジアをはじめとする海外市場においても進んでいます。その他、NPACは接着剤や光学フィルムの分野、抽出溶剤としての需要も期待されています。
当社はNPACの他、インキや塗料などの溶剤として広く使用されている酢酸エチルをインキ製造業界や印刷業界向けに広く提供してきました。今後も市場の拡大にあわせて、製品の安定供給体制を維持強化してまいります。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。 http://www.sdk.co.jp/news/2018/26959.html
概要:昭和電工株式会社
詳細は www.sdk.co.jp をご覧ください。
本件に関するお問合せ先: 昭和電工株式会社 広報室 03-5470-3235
トピック: Press release summary
Source: Showa Denko K.K.
セクター: Chemicals, Spec.Chem
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