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α‐シヌクレインの異常構造と凝集に関するネットワークキネティクスに基づいたシヌクレイノパチー疾患修飾治療の開発を目指す |
東京, 2020年11月30日 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)とWren Therapeutics Ltd.(本社:英国、ケンブリッジ、以下 Wren)は、このたび、パーキンソン病およびレビー小体型認知症などのシヌクレイノパチーの新規治療法につながるα-シヌクレインを標的とした新規低分子化合物の探索研究を目的とした独占的共同研究契約を締結したことをお知らせします。
Wrenは、神経変性疾患の原因となる異常構造を有するタンパク質およびその凝集過程に対する低分子化合物の影響を精密に定量する新しいネットワークキネティクス創薬プラットフォームを有しています。Wrenは、本創薬プラットフォームを用い、シヌクレイノパチーに対して、その発症と進行に関わるα-シヌクレインの凝集過程を選択的に制御する新規低分子化合物の特定をめざしています。本共同研究では、Wrenの創薬プラットフォームにエーザイの神経変性疾患創薬における豊富な経験を組み合わせることで、臨床開発候補品の創出を加速していきます。
WrenのCEOであるSamuel Cohen博士は、「神経変性疾患に苦しむ患者様への革新的な治療法の提供に対して卓越した実績と全社的コミットメントを有するエーザイと本共同研究に至ったことを嬉しく思います。独自の予測性と定量性を持つ我々のプラットフォームとエーザイの神経領域における深い専門知識を組み合わせることで、パーキンソン病などのタンパク質の異常構造による進行性の疾患に対する治療法につながるα-シヌクレインを標的とした特異的な低分子化合物の研究を協力して前進させることができます」と述べています。
エーザイの執行役 ニューロロジービジネスグループのチーフディスカバリーオフィサーである木村禎治博士は、「レビー小体型認知症やパーキンソン病などのシヌクレイノパチーは、効果的な疾患修飾治療法がないため、極めてアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患です。異常な構造を有するα-シヌクレイン凝集体の蓄積は、これらの疾患の重要な特徴です。世界的に有名なサイエンティストを設立メンバーとして有するWrenのチームは、従来とは根本的に異なる、タンパク質の異常構造による疾患に対処する新しいアプローチのパイオニアです。両社の能力を統合することで、このエキサイティングなコラボレーションがレビー小体型認知症、パーキンソン病などに苦しむ患者様のための新しい疾患修飾治療薬の創出につながることを期待しています」と述べています。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。 https://www.eisai.co.jp/news/2020/news202081.html
概要:エーザイ株式会社
詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。
トピック: Press release summary
Source: Eisai
セクター: BioTech
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