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東京, 2021年7月14日 - (JCN Newswire) - NECソリューションイノベータは、アミューズメント施設向けに、利用者が装着する無線タグから位置情報や通信状況を収集し、施設内における利用者の安全管理を支援する「NEC ヒューマンロケーション検知サービス」を本日より提供開始します。
本サービスは、アミューズメント施設の利用者が装着した無線タグの情報を自動的にクラウド上に収集して、利用者の位置や施設の利用状況を把握できるものです。例えば、水上遊具施設において、無線タグを取り付けたライフジャケットや水泳帽を利用者に貸し出し、利用者の位置を自動収集することで、監視員の監視業務の負担軽減につなげることができます。また、利用者の異常発生時には、監視員のスマートデバイスにアラートを通知するため、迅速な初動対応につなげることができます。
背景
近年、水上設置遊具における事故が増加する中、経済産業省は事故防止に向けて関連事業者が取り組むことが望ましい事項を示した「水上設置遊具の安全に関するガイドライン」を策定しました。また、遊園地などのアミューズメント施設では、施設の安全管理面から、利用者の迷子や立ち入り禁止区域への進入などに対する迅速な対応が課題となっています。このような状況を受け、アミューズメント業界では、利用者の安全に関する意識がより高まり、利用者の安全を管理する施設への支援が必要とされています。
そこで当社は、利用者の安全管理強化を目指す様々な施設を支援するため、無線タグと受信機によるIoT技術を活用した、「NEC ヒューマンロケーション検知サービス」の提供を開始します。
本サービスの特長
1. 利用者の位置をスマートデバイスに表示し、監視業務の負担を軽減 施設利用者が装着している無線タグの電波強度により、利用者の位置情報を自動的に収集し、監視員などのスマートデバイスに簡易表示することで、利用者の位置を把握することができます。また、無線タグの電波を受信した受信機の位置を迷子の捜索に役立てることもできます。これにより、施設における監視業務の負担軽減に加え、より安全な利用者管理の実現を支援します。
2. 利用者の異常を監視員に通知し、迅速な初動対応を支援 無線タグが水中に沈んでいるなどの理由で、一定期間、無線タグの電波強度がしきい値を下回った場合、あるいは途絶があった場合に「異常」とみなし、監視員のスマートデバイスやコントロール室などにアラートを通知します。これにより、利用者に異常が発生した際に、迅速な初動対応や施設の改善検討など、利用者の安全に向けた取り組みを支援します。
3. 入退場ゲートで無線タグ情報を受信し、入退場管理の省人化を支援 無線タグを装着した利用者が入場ゲートを通過すると、入場ゲートに設置した受信機が無線タグの情報を受信し、入場をクラウド上に記録します。退場時は、利用者から返却された無線タグを読み取り、退場をクラウド上に記録します。これにより、入退場状況を一目で把握できるとともに、スムーズな入退場によるゲートの混雑回避を支援します。
4. ネットワーク設計は不要なため、利用エリアの変更が容易 当社が保有する豊富なIoT技術のノウハウを活かした無線タグと受信機をシステム構成により、専用のネットワーク設計は不要なため、利用エリアを容易に変更することができます。また、位置情報は、無線タグの電波強度により検知するため、利用エリアに受信機を設置するだけで、屋内/屋外に関係なく利用することができます。
なお本サービスは、株式会社BRAVOが提供する水上アクティビティ安全管理システム「Seaside Activity Solution」の仕組みとして先行採用され、7月下旬からBRAVO社より提供開始予定です。
NECソリューションイノベータは今後も、先進ICTや様々な知見を融合し、人がより明るく豊かに生きる、安全・安心な社会の実現を目指します。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。 https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20210714/index.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
トピック: Press release summary
Source: NEC Corporation
セクター: Cloud & Enterprise
https://www.acnnewswire.com
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