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東京, 2022年3月25日 - (JCN Newswire) - NECソリューションイノベータは、機械部品メーカー、自動車部品メーカー向けに、モーター製品の開発を支援する「NEC モーター制御ソフトウェアプラットフォーム」(注1)を本日より提供開始します。
本製品は、モーターを使用する製品を開発する際に必要なモーター制御アルゴリズムやソフトウェアドライバなどを、多様なモーターやマイコンに対応した共通のアプリケーションインターフェースとして提供します。これまでメーカーが個別に開発していたモーター制御ソフトウェアに本製品を組み込むことで、モーター制御部分の開発が不要となり、製品の立ち上げや開発期間の短縮、ソフトウェア開発コストの低減につなげることが可能になります。当社の試算では、モーターの開発に必要な期間を約23%短縮し、全体の開発コストも約25%削減できると見込んでいます(注2)。
背景
近年、脱炭素社会実現に向けた取り組みの中で、従来、機械的な動力や熱エネルギーによって動作していた部品を、省エネ、長寿命、低騒音、小型・軽量といったより高性能な特長を持つモーター動力へ置き換えるケースが増えています。そのため、機械部品の開発、製造を主要事業としていた企業においても、モーター制御ソフトウェア開発への取り組みが進められています。
しかし、モーターの駆動には高度な制御が要求されるため、モーター制御手法、ソフトウェア開発プロセスの理解などが必要となり、開発期間の長期化や開発工数の増大、品質低下などさまざまな想定外の課題が発生する可能性があります。また、現在、一般的に普及しているモーター制御ソフトウェアは特定の半導体製品に特化して開発されたものが多く、半導体製品の置き換えや派生品開発に際しても、多くの開発期間、開発工数が必要となっています。
そこで当社は、これらの課題の解決を支援するため「NEC モーター制御ソフトウェアプラットフォーム」の提供を開始します。
本製品の特長
1. 多種多様なモーター、マイコンに対応
電気自動車や家電、工場用ロボットなどで使用されるステッピングモーターを制御する制御アルゴリズムと、モーター制御で使用するマイコン(TDKミクロナス社のHVC4223F)のソフトウェアドライバを組み合わせて提供します。これまでお客様が個別に開発していたモーター制御ソフトウェアに本製品を組み込むことで、モーター制御部分の開発が不要となり、モーター制御部分の開発期間・工数の削減により、お客様の強みを生かしたアプリケーション開発に注力することが可能になります。今後は、ブラシレスDCモーターや、さまざまなメーカーのマイコンなどにも対応していく予定です。
2. 標準的な通信規格(CAN, LIN)に今後対応予定
アプリケーション開発期間の短縮を支援するため、PWM(Pulse Width Modulation)ドライバ、タイマドライバ、BEMF(Back ElectroMotive Force)ドライバといったドライバソフトウェアを提供します。また、自動車LANの標準プロトコルに位置付けられ、産業機器にも使用されているCAN(Controller Area Network)、車載ECU(Electronic Control Unit)で標準的に使用されている通信プロトコルLIN(Local Interconnect Network)への対応を予定しています。なお、CANドライバはAUTOSAR(注3)に、LINドライバはISO規格(注4)に準拠する予定です。
NECソリューションイノベータは今後も、先進ICTを活用して多様化する生産現場のデジタル化へのニーズに対応し、お客様と共に持続可能な生産現場の実現を目指します。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。 https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20220325/index.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
トピック: Press release summary
Source: NEC Corporation
セクター: Cloud & Enterprise
https://www.acnnewswire.com
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