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手書き伝票を2つのOCRで読み取り、為替業務の約60%を自動化 |
東京, 2022年5月13日 - (JCN Newswire) - NECは、2021年3月より株式会社しんきん情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:馬場 英一 以下、SIS)と協業し、自動化機能を備えた為替BPOサービス(注1)を提供しています。順次展開を始めており、城北信用金庫や巣鴨信用金庫、さわやか信用金庫、北上信用金庫、熊本中央信用金庫などBPOサービスの新規加入を含めた全国44信用金庫1,033店舗で稼働を開始し、2023年3月には84信用金庫2,100店舗での稼働を予定しています。
本サービスは、特性の異なる2つのOCR(注2)を用いて手書きの振込依頼書の文字を読み取り、金融業界では初めてシステム入力までを自動化する機能(特許出願中)を備えており、人を介す機会を減らすことで⼈為ミスの削減と事務作業の効率化を実現しております。
現在稼働している1,033店舗からは、月間47万件、ピーク時には1日6万件の振込依頼を受け付けており、登録式連記帳票では70%以上、全体でも約60%を自動で処理することで、トータルコストの削減を実現しております。今後、自動処理機能の性能を高めながら年間1,000万件の為替振込処理に対応していく予定です。
これまでNECやSISのそれぞれの既存ユーザの移行を中心に対応してきましたが、今月より未加入の信用金庫の利用に向け準備を開始すると共に、地方銀行などさまざまな金融機関への拡大を目指します。また環境負荷の軽減にも取り組んでおり、BPOセンターに集約することによるサーバやPCの効率的な運用や、自動処理を推進することによるPC稼働率の抑制で消費電力を削減するなど、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献します。
背景
金融業界では、膨大なバックオフィス業務に正確性とスピードが求められ、ICTを活用したデジタル化による業務改革の推進が喫緊の課題となっています。そうした中、NECとSISは、NECのデジタル技術および多くの金融機関でのバックオフィス業務システム構築実績と、SISの多くの信用金庫への為替集中サービス導入実績・ノウハウ、それぞれの強みとスケールメリットを活かし、為替振込の自動処理機能を備えた新たなBPOサービスを開発しました。
サービス概要
本サービスは、手書きの振込依頼書を特性が異なる2つのOCRエンジンで読み取り、さらに振込先などの過去の取引データを自動で参照(注3)することで、判別しにくい文字の読み取りを補助します。また、振込金額や振込指定日など、過去の実績を参照できない情報については、NECとSISが共同で出願済みの特許を用いて、2つのOCRエンジンが読み取った結果を独自の方法で相関チェックし、誤読を防止した上で自動発信処理を実行します。機械が判定できない項目のみ人手で入力し、効率化した作業で業務全体を支えます。今後、AIを用いて制定帳票だけではなく私製帳票にも対応した自動処理機能を実装していく予定です。
NECは、AIをはじめとする先進技術を活用し、安全で快適な金融サービスを、あらゆる人と産業へ届けるための取り組みを推進します。これにより、人やモノ、プロセスの情報・状態をバリューチェーン全体で共有し、新たな価値を生み出す「NEC Value Chain Innovation」(注4)をお客さまと共に実現していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。 https://jpn.nec.com/press/202205/20220513_01.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
トピック: Press release summary
Source: NEC Corporation
セクター: Cloud & Enterprise
https://www.acnnewswire.com
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