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東京, 2023年5月8日 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、このたび、抗体薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate:ADC)である BB-1701 について、Bliss Biopharmaceutical(Hangzhou) Co., Ltd.(本社:中国浙江省、以下 BlissBio)と戦略的提携に向けたオプション権を有する共同開発契約を締結したことをお知らせします。
BB-1701 は、当社創製の抗がん剤エリブリンを、リンカーを介して抗 HER2 抗体に化学結合させた ADC であり、HER2 を発現している乳がん、肺がんをはじめとした固形がんへの抗腫瘍効果が期待されます。エリブリンをペイロードとしたリンカー-ペイロードは、当社の米国研究拠点であるエクストン・サイトが開発した独自の技術プラットフォームであり、様々な抗体への結合を検討しています。2018 年に締結した両社によるライセンス契約に基づき、当社は、エリブリンをペイロードとした複数の ADC について、BlissBio にグローバルな独占的開発権を付与しています。BB-1701 について、現在 BlissBio が実施している臨床第I/II相試験の状況を踏まえ、共同開発を行うこととなりました。
本共同開発契約に基づき、当社は、一時金および開発マイルストンを BlissBio に支払うとともに、乳がんを対象とした臨床第II相試験を実施する一方、グレーターチャイナ(中国、香港、マカオ、台湾)を除くグローバルにおける BB-1701 の開発・商業化に関するオプション権を獲得します。本オプション権を行使した場合には、当社は、追加の一時金、および開発・薬事マイルストンのほか、上市後には販売マイルストンおよび売上収益に応じた一定のロイヤルティをBlissBio に支払います。すべての開発・薬事・販売マイルストンを達成した場合には、最大で総額約 20 億米ドルを支払う予定です。
当社のチーフサイエンティフィックオフィサーである常務執行役 大和隆志 博士は、「BB-1701 は、当社が現代有機合成化学の粋を結集して創製し、既に乳がんおよび悪性軟部腫瘍の治療薬として患者様貢献を果たしているエリブリンをペイロードとしていることを特徴としています。今後 BlissBio とのパートナーシップによって本剤の開発を加速し、新たな治療選択肢として世界の患者様にお届けできるよう全力を尽くします」と述べています。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。 https://www.eisai.co.jp/news/2023/pdf/news202330pdf.pdf
概要:エーザイ株式会社
詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。
トピック: Press release summary
Source: Eisai
セクター: BioTech
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